餌付け
採れたシラスはその日のうちにジャワ水産のシラス池に運ばれます。そこでシラスの中に混じっている色々なうなぎのシラスの中から成長が優良で健康な種だけを選別して残りは元の河口に帰します。インドネシアには世界に19種類のうなぎが生息しているといわれる内の16種類が生息していますので、捕れたシラスの中にも様々な種類のシラスが混じっています。インドネシアでは、ほとんどの養殖業者はシラスの選別をしませんが、ジャワ水産の場合、日本向け輸出を主業としていますので日本の嗜好に合わせるためにパシフィカ種のみを養殖するため、シラスの選別は重要な作業となります。
その後、専任担当者が約2週間泊まり込みで餌付けを行います。天然シラス=野生ですから、生息環境が激変し、人があげた餌は警戒してすぐには食べません。オキアミやイカを練った人工飼料を少しづつシラスの様子を見ながら与えていきます。人工餌に慣れてきたら次第に魚の白身や赤身を主原料とした餌に切り替え、成長を促進します。